再建のあゆみ
旧本堂は昭和五年の建立以来百年近くが経過し、その老朽化は著しく、一刻も早い建替えが求められていました。平成27年に入り、長年積み立ててきた建築基金が目標額を達成できる見通しになったこと及び寺所有地(西町霊園の駐車場の一部)を売却できる目途が立ったことから、檀信徒の皆様から志納金を奉納いただくことにより建築資金を確保できる見通しがついたため、本堂再建に対する住職の意志を踏まえ、世話人は再建の本格検討を開始しました。
検討期間の前半は世話人会が中心となり、主に以下の項目について実施しました。
・建築計画(建築対象物、建築総費用、資金調達額、建築 スケジュール等)の策定
・建築業者の選定
・資金計画の策定
・建設委員の選出及び建設委員会の設置
・檀家説明会の実施及び志納金の調達(志納金の奉納期間:平成30年7月〜令和2年10月)
特に檀家の皆様から予定を上回る志納金を奉納いただいたことや、寺院建築に精通した施工業者に恵まれたことが、後段の建築工事を予定通り進めることができた大きな要因です。
検討期間の後半は建設委員会と施工業者が中心となり、以下の流れで工事を進めました。
・一部檀家の墓石等の仮安置、分譲墓地予定地への仮本堂 設置、仮本堂への本尊等移動
・旧本堂の解体、新本堂・コミュニティホールの建築、新本堂への本尊等設置
・仮本堂撤去、仮安置の檀家墓石の分譲墓地予定地への移設
・無縁仏墓石の集約工事、六地蔵菩薩像・永代供養塔の新設工事、分譲墓地造成工事
・参道・境内の整備、外構工事、記念碑建立
工事期間中は二度の台風に見舞われましたが、施工業者のご努力により大幅な工事の遅れもなく、無事故で工事を完了することができました。足掛け6年に亘った新本堂再建は、檀家の皆様のご理解とご協力、及び世話人・建設委員・施工関係業者の皆様のご努力により、令和2年11月22日の落慶式をもって予定通り無事終了しました。
落慶法要式次第
●寺院概要
●本堂境内
●住職挨拶
●アクセスマップ
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